サロンの複数メニュー連続予約|施術の組み合わせを枠で管理
サロンの複数メニュー連続予約|施術の組み合わせを枠で管理
カット+カラー+トリートメント、フェイシャル+ボディ、脱毛の複数部位——サロンの予約は、複数のメニューを組み合わせて1回の来店に収めることが多くあります。この組み合わせを枠として正しく管理できていないと、所要時間が足りずに遅延が連鎖したり、逆に枠を取りすぎて稼働を落としたりします。
本記事では、複数メニューの連続予約を、所要時間・放置時間・担当者・見せ方の順に整理します。メニュー管理そのものはサロンの施術メニュー管理システムを参照してください。
所要時間は単純合算にしない
メニューを組み合わせると、単純合算より短くなることも長くなることもあります。
| 状況 | 実際の所要時間 | 理由 |
|---|---|---|
| カット+カラー | 合算より短い | シャンプー・仕上げが共通 |
| カラー+トリートメント | 合算より短い | 放置時間が重なる |
| 複数部位の脱毛 | ほぼ合算 | 順番に照射するため |
| フェイシャル+ボディ | 合算+着替え | 準備・移動の時間が加わる |
| 初回+カウンセリング | 合算+説明時間 | 初回は説明が長くなる |
組み合わせごとに実績を測って設定するのが最も確実です。会計データと予約データから、実際の施術開始・終了時刻を集計できます(サロンの予約データ分析)。
放置時間を活用する
カラーの放置、パックの時間、脱毛の冷却など、担当者が離れられる時間があります。この時間を空けたままにすると、稼働が大きく落ちます。
- 放置時間を「担当者が別の施術に入れる時間」として枠に設定する
- 別のお客様の施術を重ねる(いわゆる二人回し)
- 重ねられる上限を決める(詰めすぎると両方が遅れる)
熟練の店長が頭の中でやっている調整を、システム上の設定として表現できるかが分かれ目です。設定できていれば、誰がシフトに入っても同じ稼働を維持できます(予約管理機能)。
担当者をまたぐ施術
複数メニューで担当者が変わる場合、枠の取り方が複雑になります。
- カットは指名のスタイリスト、シャンプーはアシスタント
- フェイシャルはA、ボディはB
- カウンセリングは店長、施術は担当者
この場合、それぞれの担当者の枠を、必要な時間帯だけ押さえる必要があります。1人分の枠だけ確保していると、もう一方の担当者が別の予約と重なります。指名の管理はサロンの指名予約管理、指名料の扱いは指名料の設定と会計を参照してください。
予約サイトでの見せ方
お客様が自分で組み合わせを選べる形が理想です。
- メニューを複数選択できる:チェックボックスなどで複数選択
- 合計時間と合計料金が自動表示される:選ぶたびに更新される
- 選べない組み合わせを制御する:同時に受けられないメニューは弾く
- オプションを追加できる:本体メニューに紐づくオプションを提示(オプションメニューの追加販売)
- セットメニューも用意する:よくある組み合わせは1つのメニューとして登録
5番目は運用が楽になります。「カット+カラー」を1メニューとして登録しておけば、所要時間も料金も正確に設定でき、お客様も迷いません。選択肢が多すぎると離脱するため、定番はセット化するのが有効です(新規予約の導線改善)。
遅延を防ぐ設定
複数メニューの予約は、遅延が起きやすい構造です。
- 組み合わせごとの所要時間を実績ベースで設定する
- 各メニューの間に切り替えの時間を入れる
- 長時間の予約は、後続に余裕のある時間帯に誘導する
- 当日の追加オプションは、後続の予約状況を確認してから受ける
所要時間の設定が甘いと、1件の遅れが一日中連鎖します(サロンの待ち時間を短縮する方法)。
会計と記録も組み合わせに対応させる
- 会計時に複数メニューがまとめて計上される
- メニュー別の売上として分けて集計できる(売上分析機能)
- カルテに施術内容が組み合わせのまま残る(カルテの書き方)
- 回数券・コースとの併用ルールを決める(前受金の管理と会計処理)
メニュー別の売上が分けて集計できないと、どの組み合わせが利益を生んでいるかが分かりません。予約・会計・分析が同じメニュー定義を共有している状態が理想です。
よくある質問
複数メニューの所要時間は合算でよいですか?
組み合わせによって変わるため、単純合算は避けてください。カット+カラーのようにシャンプーや仕上げが共通する場合は合算より短くなり、フェイシャル+ボディのように準備や着替えが加わる場合は合算より長くなります。実際の施術開始・終了時刻を集計し、組み合わせごとに実績ベースで設定するのが最も確実です。
放置時間に別のお客様を入れてよいですか?
稼働を上げるうえで有効ですが、重ねる上限を決めてください。詰めすぎると両方の施術が遅れ、待ち時間の不満につながります。放置時間を「担当者が別の施術に入れる時間」として枠に設定し、同時に進行できる件数を明示しておけば、誰がシフトに入っても同じ運用ができます。
よくある組み合わせはセットメニューにすべきですか?
おすすめします。定番の組み合わせを1つのメニューとして登録すれば、所要時間と料金を正確に設定でき、お客様の選択も簡単になります。予約時の選択肢が多すぎると離脱が増えるため、定番はセット化し、個別選択は補助的な位置づけにするほうが予約率は上がります。
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