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業務効率化

サロンカルテの書き方|記録すべき項目とテンプレート

2026/7/11
9分

サロンカルテの書き方|記録すべき項目とテンプレート

「サロンのカルテは何をどう書けばいいのか」——スタッフごとに記録の粒度がバラバラで、次回来店時に前回の内容が読み取れない。そんな悩みは、カルテの「書き方」と「記録項目」を最初にそろえておけば解決できます。

本記事は、どの電子カルテ製品を選ぶかではなく、施術記録に残すべき項目・SOAPを応用した書き方・接客メモや好み/NGの残し方・施術写真の残し方・スタッフ間で共有できる書式に絞った実務ガイドです。製品の比較・選び方はサロンの電子カルテおすすめの選び方で扱っているため、ここでは「何をどう書くか」だけを掘り下げます。

サロンカルテに何を書くか(記録項目の全体像)

カルテがうまく機能しないサロンの多くは、「書く項目が決まっていない」ことが原因です。まずは記録項目をカテゴリで固定し、毎回同じ枠に沿って書けるようにします。下表は、業種を問わず使えるサロンカルテの記録項目テンプレートです。

記録カテゴリ記録すべき項目書き方のポイント
基本情報氏名・連絡先・来店経路・担当者初回に確定し以降は変更点のみ追記
主訴・要望今日の悩み・なりたいイメージ・優先順位お客様の言葉をそのまま引用で残す
施術内容メニュー・使用薬剤/剤形・部位・時間・単価型番や濃度まで具体的に記録
施術所見肌/髪/爪の状態・反応・気づき数値やスケールで客観的に
提案・次回計画次回メニュー・来店目安・ホームケア次回担当が迷わない粒度で
接客メモ会話内容・好み・NG・タブー事実と主観を分けて書く
同意・写真施術同意・撮影同意・ビフォーアフター取得日と項目を明記

この7カテゴリを固定枠にしておけば、誰が書いても抜け漏れが減り、次回来店時に上から読むだけで前回を把握できます。

SOAPを応用したサロンカルテの書き方

医療現場で使われる記録法「SOAP」は、サロンカルテの書き方にも応用できます。主観・客観・評価・計画の4区分で書くと、記録が構造化されて読み手に伝わりやすくなります。

  • S(主観/Subjective):お客様が話した悩み・要望。「毛先のパサつきが気になる」など言葉のまま残す
  • O(客観/Objective):スタッフが観察した状態。「毛先に乾燥、既染部の退色あり」など事実を記録
  • A(評価/Assessment):所見の解釈。「カラー退色と乾燥が主因と判断」
  • P(計画/Plan):施術内容と次回計画。「保湿トリートメント実施、次回4週後にリタッチ提案」

SOAPで書くコツは、SとOを混ぜないことです。お客様の主観(S)とスタッフの観察(O)を分けて書くと、後で読んだスタッフが「誰の判断か」を取り違えません。カウンセリング段階の主観ヒアリングを構造化して集める方法はエステのカウンセリングシートをアプリ化する手順も参考になります。

接客メモ・好み・NGの残し方

サロンのカルテは施術記録だけでなく、リピートを左右する接客メモを残せるかで価値が変わります。ただし書き方を誤ると、主観的な決めつけやトラブルの火種になります。

事実と主観を分けて書く

「話し好きな方」といった主観だけの表現は避け、「前回は旅行の話で盛り上がった」のように事実ベースで残します。事実で書けば、次回担当が自然に会話を引き継げます。

好み・NGは箇条書きで固定枠に

温度・力加減・香り・会話量・仕上がりの好みなどは、自由記述に埋もれさせず固定項目にします。

  • 好み:仕上がりの方向性・力加減・お声かけの量
  • NG:苦手な施術・アレルギー・触れてほしくない話題
  • 注意:遅刻傾向・アレルギー・既往など安全に関わる事項

NG項目は安全に直結するため、カルテを開いた瞬間に目立つ位置へ固定しておくのが理想です。

施術写真の残し方

ネイル・まつげ・エステ・カラーなど仕上がりを写真で残す業種では、写真の残し方がカルテの実用度を決めます。撮影日・施術内容・部位とセットで、顧客カルテに紐づけて保存します。

  • アングルと明るさを統一:ビフォーアフターを比較できるよう撮影条件をそろえる
  • 施術内容と紐づけ:どの施術の前後かが後から分かるよう記録に結び付ける
  • 撮影同意を記録:撮影・SNS掲載の同意有無と取得日を必ず残す

写真が予約・施術履歴と自動でひも付く仕組みなら、次回来店時にカルテ上で前回の仕上がりを見返しながら提案でき、継続来店につながります。

スタッフ間で共有できる書式にする

どれだけ丁寧に書いても、他のスタッフが読めない書式では意味がありません。共有を前提にした書式にする3つのポイントを押さえます。

  1. 略語・用語をそろえる:店内で使う略語や薬剤表記のルールを決め、誰が読んでも同じ意味になるようにする
  2. 固定項目+自由記述の二層にする:選択式や固定枠で最低限をそろえ、細かなニュアンスだけ自由記述に残す
  3. 施術前に必ず開く運用にする:書くだけでなく「前回カルテを開いてから施術に入る」を全員の習慣にする

紙のカルテだと担当者しか読めなかったり、店舗をまたいで共有できなかったりします。カロネードのように予約・顧客管理・電子カルテ機能Web問診・カウンセリングと一体化した仕組みなら、来店前の回答から施術記録・写真までを同じ画面で全スタッフが参照でき、書式のばらつきも防げます。

よくある質問

サロンカルテには最低限どの項目を書けばいいですか?

基本情報・主訴/要望・施術内容・施術所見・次回計画・接客メモ・同意/写真の7カテゴリを固定枠にするのがおすすめです。毎回同じ枠に沿って書けば、担当が変わっても上から読むだけで前回を把握できます。本記事の記録項目テンプレート表をそのままたたき台にしてください。

SOAPはサロンでも使えますか?

使えます。お客様の言葉(S)・観察した状態(O)・評価(A)・施術と次回計画(P)に分けて書くと記録が構造化されます。ポイントはSとOを混ぜないことで、後から読むスタッフが「お客様の主観」と「スタッフの判断」を取り違えなくなります。

好みやNGの接客メモはどう書けば角が立ちませんか?

主観的な決めつけを避け、事実ベースで書くのがコツです。「話し好き」ではなく「前回は旅行の話で盛り上がった」のように残せば、次回担当が自然に引き継げます。アレルギーや苦手な施術などNGは安全に関わるため、カルテを開いてすぐ見える位置に固定します。

施術写真はどう残すと後で役立ちますか?

アングルと明るさをそろえて撮影し、撮影日・施術内容・部位とセットで顧客カルテに紐づけて保存します。撮影やSNS掲載の同意有無と取得日も必ず記録しましょう。写真が施術履歴と自動でひも付く仕組みなら、次回の提案時に前回の仕上がりを見返せます。

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