サロン問診票・カウンセリングシートの項目例|業種別テンプレート
サロン問診票・カウンセリングシートの項目例|業種別テンプレート
新しく問診票やカウンセリングシートを作ろうとすると、「そもそも何を聞けばいいのか」で手が止まりがちです。本記事は、サロンや自由診療クリニックの問診票・カウンセリングシートに載せるべき設問項目の例に絞って、共通項目と業種別の質問リストをテンプレートとして整理します。
問診票をデジタル化する手順やツールの選び方はサロンの問診票デジタル化ガイドで、自由診療ならではの来院前入力・同意書の論点は自由診療のWeb問診導入ガイドで扱っています。本記事は「項目の中身」だけにフォーカスするので、あわせてご覧ください。
どの業種でも共通で入れる基本項目
業種を問わず、まず土台として押さえておきたい共通項目があります。個人を特定し連絡を取るための情報と、施術の可否・安全性に関わる情報です。
- 基本情報:氏名、フリガナ、生年月日、性別、電話番号、メールアドレス
- 来店区分:初回/再来店、担当者の希望の有無
- 来店動機・きっかけ:どこでサロンを知ったか(紹介・SNS・検索・広告など)
- 健康・安全に関わる項目:既往歴、通院・服薬の有無、アレルギーの有無、妊娠・授乳の有無
- 同意事項:施術内容・リスクへの同意、キャンセルポリシーの確認、個人情報の取り扱いへの同意
この共通項目に、業種特有の質問を上乗せしていくイメージで設計すると、抜け漏れが起きにくくなります。
業種別の設問項目テンプレート
業種ごとに、特に重視したい設問を一覧にまとめました。自店のメニューに合わせて取捨選択してください。
| 業種 | 重視する設問カテゴリ | 具体的な設問例 |
|---|---|---|
| 美容室 | 髪の悩み・要望 | 気になる髪の悩み(うねり・パサつき等)/なりたいイメージ/パーマ・カラー履歴/頭皮の敏感さ |
| エステ | 肌質・ボディの悩み | 肌質(乾燥・脂性・敏感)/気になる部位/アレルギー・金属反応/目標と来店頻度の希望 |
| ネイル | 爪の状態・デザイン | 爪の悩み(割れ・二枚爪)/過去のオフ方法/ジェル・アクリルの反応/希望デザインの傾向 |
| まつげ | 目元の状態・要望 | コンタクトの有無/過去のまつげ施術/グルーのしみた経験/なりたい仕上がり |
| 自由診療クリニック | 既往歴・施術リスク | 既往歴・服薬状況/過去の美容施術歴/アレルギー/施術内容とダウンタイムへの同意 |
美容室のカウンセリングシート項目例
美容室では、施術の技術面より「なりたいイメージ」のすり合わせがトラブル防止の鍵になります。髪の悩み・過去のカラーやパーマの履歴・使用中のホームケア・頭皮の敏感さに加え、写真を貼れる自由記述欄を設けると、仕上がりの認識ズレを減らせます。
エステの肌質・要望項目例
エステでは肌質やボディの悩みを段階的に聞きます。乾燥・敏感・脂性といった肌質、気になる部位、金属アレルギーや化粧品でのかぶれ経験、目標とする状態と通える頻度を確認しておくと、無理のない施術プランを提案しやすくなります。詳しい設計例はエステのカウンセリングシートをアプリ化も参考になります。
ネイル・まつげの項目例
ネイルは爪の状態(割れ・二枚爪・深爪)や過去のオフ方法、ジェルの反応を確認します。まつげはコンタクトの有無、過去の施術でグルーがしみた経験、なりたい仕上がりを聞き、目元の安全に配慮した設問にします。
自由診療クリニックの問診票項目例
自由診療では、既往歴・服薬・過去の美容施術歴・アレルギーといった安全に関わる項目を手厚くし、施術内容とダウンタイム・リスクへの同意を明確に取得します。項目が多くなるため、来院前のWeb入力で回答してもらう運用が向いています。医療広告ガイドラインをふまえ、効果を断定する表現は避けて事実に即した文面にします。
項目を設計するときのコツ
- 必須と任意を分ける:安全に関わる項目は必須、要望系は任意にして記入負担を抑えます。
- 選択式を優先する:肌質やアレルギーの有無などは選択式にすると、回答も集計も楽になります。
- 来店動機を必ず入れる:集客チャネルの分析に使えるため、来店のきっかけは外さないようにします。
- 業種特有の質問を1〜2問足す:共通項目に自店ならではの設問を上乗せすると、カウンセリングの質が上がります。
こうして設計した項目は、Web問診・カウンセリング機能を使えば来院前のスマホ入力から電子カルテ連携まで一続きで運用でき、次回以降は前回の回答を引き継げます。
よくある質問
問診票とカウンセリングシートは分けるべきですか?
目的が異なるため、内容は分けて考えると整理しやすくなります。問診票は既往歴・アレルギーなど安全に関わる確認、カウンセリングシートは悩み・要望のヒアリングが中心です。運用上は1つのフォームにまとめ、セクションで区切る形でも構いません。
最低限どの項目を入れればよいですか?
氏名・連絡先などの基本情報、既往歴・アレルギー・服薬といった安全項目、来店動機、そして施術・キャンセル・個人情報への同意は、業種を問わず入れておくと安心です。ここに業種特有の設問を足していきます。
来店動機は本当に必要ですか?
おすすめします。どのチャネル(紹介・SNS・検索・広告)から来店したかが分かると、集客施策の効果測定に使えます。選択式にしておけば、お客様の負担も集計の手間も最小限で済みます。
業種特有の項目はどう決めればよいですか?
実際に施術前へ口頭で確認している内容を書き出すのが近道です。美容室なら髪の履歴、エステなら肌質、まつげならコンタクトの有無など、トラブルや認識ズレにつながりやすい点を設問化すると効果的です。
関連記事
- サロンの問診票をデジタル化するメリットと導入ステップ
- 自由診療のWeb問診導入ガイド|来院前入力とカルテ連携
- エステのカウンセリングシートをアプリ化|肌診断・要望管理
- 美容クリニックの問診票をタブレット化|院内運用とカルテ連携
- サロンの来店後満足度アンケートを自動収集して改善に活かす方法
関連ページ
関連記事

サロンの電子帳簿保存法対応|電子取引データの保存要件と運用
サロン向けに電子帳簿保存法(電帳法)への対応を、電子取引データの保存要件(真実性・可視性)、検索要件、レシート・請求書のスキャナ保存の観点で解説。制度は一般的な説明にとどめ、個別判断は税理士へ相談する前提で整理します。

エステサロンの同意書テンプレート|項目例と電子サイン化ガイド
エステサロンの同意書テンプレートに入れるべき項目(施術リスク説明・個人情報の取り扱い・写真使用許諾)を整理し、紙の同意書をタブレットの電子サインでペーパーレス化する手順と注意点を解説します。

サロンの来店後満足度アンケートを自動収集して改善に活かす方法
サロンや自由診療クリニックの来店後満足度アンケートを自動で収集し、NPSや自由記述の声を店舗改善に活かす方法を解説。会計後の自動配信で回答率を高め、リピート率向上につなげる仕組みを紹介します。
