サロンの同意書を電子サインで|来店前の署名で受付を短縮
サロンの同意書を電子サインで|来店前の署名で受付を短縮
施術の同意書、個人情報の取り扱いへの同意、写真掲載の許諾——サロンで必要な同意は複数あります。これを来店後に紙で記入していただくと、受付で5〜10分が消え、施術開始が遅れます。しかも紙は保管場所を取り、必要なときに探し出せません。
本記事では、同意書を電子サインで取得する方法を、仕組み・導線・記載項目・保存の順に整理します。紙の同意書の内容はエステの同意書テンプレート、電子契約全般はサロンの電子契約導入を参照してください。
電子サインで何が変わるか
| 項目 | 紙 | 電子 |
|---|---|---|
| 記入場所 | 来店後、店内 | 来店前、自宅でも可 |
| 受付時間 | 5〜10分 | ほぼゼロ |
| 保管 | ファイル・棚が必要 | データとして保存 |
| 検索 | 探すのに時間がかかる | 顧客名で即座に検索 |
| 紛失リスク | あり | バックアップで軽減 |
| 再確認 | 原本を探す必要 | 画面で確認 |
| 更新 | 書き直し | 再取得が容易 |
最大の効果は「来店前に済ませられる」ことです。予約確認メールやLINEにリンクを添えれば、来店時にはすでに同意が完了している状態を作れます。
来店前に署名してもらう導線
- 予約完了後、確認メール・LINEに同意書のリンクを添える(予約確認メールのテンプレート)
- スマートフォンで内容を読み、指またはタッチで署名する
- 送信されたデータが顧客情報に紐づく
- 来店時、スタッフの画面で同意済みかを確認できる
- 未完了の場合のみ、店頭のタブレットで記入していただく
問診と同時に取得すると、来店前の作業を1回で済ませられます(サロンの問診票のデジタル化・デジタル問診機能)。受付での確認はタブレット受付・チェックインと組み合わせると滑らかです。
同意書に記載する項目
用途によって内容が変わります。1つの書面に全部を詰め込まず、目的ごとに分けるほうが、後の管理が楽になります。
- 施術に関する同意:施術内容、想定されるリスク、注意事項、体調の申告
- 個人情報の取り扱い:利用目的、保管方法、第三者提供の有無(サロンの個人情報の取り扱い)
- 写真・動画の利用:撮影の目的、掲載媒体と範囲、撤回の方法(サロンの施術写真管理)
- 未成年の場合:保護者の同意が必要な範囲と取得方法
- 契約に関する事項:継続コース・回数券の場合は、法令上必要な書面の交付要件を確認する
最後の項目は注意が必要です。エステの継続コースなど特定継続的役務提供に該当する契約では、契約書面の交付方法が法令で定められています。電子での交付が認められる場合も要件があるため、エステの特定継続的役務提供の契約書面を確認し、必要に応じて専門家に相談してください。
保存と検索の要件
電子で取得した同意は、必要なときに取り出せる状態で保存します。
- 顧客・日付で検索できる
- 内容の改変ができない、または改変履歴が残る
- 同意した時刻の記録が残る
- 画面や書面で速やかに出力できる
- アクセス権限を管理する(スタッフ権限・サブアカウント管理)
同意の撤回への対応も設計に含めてください。写真掲載の同意を撤回したいという申し出があった場合、該当する掲載を特定して削除できる状態にしておく必要があります。
紙との併用
すべてを電子にする必要はありません。
- 高齢のお客様、スマートフォンを使わない方には紙を用意する
- 電子が原則、紙は例外という位置づけにする
- 紙で取得した場合も、スキャンして顧客情報に紐づける
- どちらで取得したかを記録する
「紙しか用意していない」でも「電子しか受け付けない」でもなく、電子を基本としつつ紙も出せる運用が現実的です。
よくある質問
電子サインの同意書は紙と同じ効力がありますか?
同意の取得という点では、内容を理解したうえで本人が同意した記録が残っていることが重要です。ただし、契約の類型によっては書面の交付方法が法令で定められている場合があります。特にエステの継続コースなど特定継続的役務提供に該当する契約では要件があるため、電子での交付が認められる範囲を確認し、必要に応じて専門家に相談してください。
同意書はいつ取得するのが効率的ですか?
予約完了後、来店前に取得するのが最も効率的です。予約確認メールやLINEに同意書のリンクを添え、スマートフォンで読んで署名していただければ、来店時の受付作業がほぼゼロになります。問診の記入と同時に済ませられる導線にすると、お客様の手間も1回で済みます。未完了の方には店頭のタブレットで対応してください。
写真掲載の同意を後から撤回されたらどうしますか?
撤回の申し出に対応できる運用を、あらかじめ設計しておく必要があります。同意の記録に「どの媒体に掲載したか」を紐づけておけば、撤回時に該当する投稿を特定して削除できます。同意書には撤回の方法と連絡先を明記し、申し出があった場合の対応手順(誰が、どの範囲を、いつまでに削除するか)も決めておいてください。
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