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業務効率化

サロンの回数券をオンライン販売する方法|事前決済で先に売る

2026/7/11
9分

サロンの回数券をオンライン販売する方法|事前決済で先に売る

回数券は「まとめ買いで来店を約束してもらう」ための定番施策ですが、店頭で対面販売しているだけだと、販売機会はお客様が来店している時間に限られます。「回数券を買いたい」と思ったタイミングがSNSやLINEを見ている夜だったとしても、その場では買えません。そこで有効なのが、回数券をECのようにオンラインで事前販売する方法です。来店前にWebで購入・事前決済してもらい、残回数はシステムが自動で管理し、予約や来店のたびに1回ずつ消化していきます。

本記事では、回数券のオンライン販売=事前決済モデルを、店頭販売との違い・運用の流れ・サブスク(継続課金)との使い分け・導入時の確認ポイントの順に整理します。前受金・返金まわりの精算実務はエステサロンの会計システムで解説しているため、本記事は「どう売るか」に絞ります。

なぜ回数券をオンラインで販売するのか

回数券をオンラインで先に売ることには、店頭販売にはない利点があります。

  • 24時間いつでも売れる:営業時間や施術中に縛られず、お客様が買いたい瞬間に購入できる
  • キャッシュフローが先に立つ:来店前に代金を受け取れるため、売上が読みやすくなる
  • 来店の約束を先に取れる:先に支払った回数券は「使い切ろう」という動機になり、再来店につながりやすい
  • 新規獲得の入口になる:「初回限定◯回チケット」をWeb広告やSNSから直接販売でき、来店前に決済まで完了できる

特に効くのが、キャンペーンとの相性です。SNSやLINEで告知した回数券チケットをそのまま購入リンクから事前決済してもらえれば、「気になったけど結局来なかった」という取りこぼしを減らせます。決済手数料の考え方はサロンのキャッシュレス決済手数料で整理しているので、あわせてご確認ください。

オンライン販売と店頭販売の違い

同じ回数券でも、販売チャネルによって売れるタイミングと運用が変わります。

観点店頭販売オンライン販売(事前決済)
販売できる時間来店中・営業時間内のみ24時間・場所を問わない
代金の受け取り来店時に対面で精算購入時にWebで事前決済
残回数の管理紙の台帳・カードに手書きしがちシステムで自動管理・自動消化
新規への訴求来店した人にしか勧められない広告・SNSから未来店客にも販売できる
来店時の会計回数券の販売と施術を同時精算消化するだけで金銭授受が不要

ポイントは、オンライン販売は店頭販売を置き換えるのではなく上乗せするという点です。店頭では対面ならではの提案が効き、オンラインでは営業時間外の需要を拾えます。両方の入口を用意し、どちらで買っても残回数が同じ仕組みで管理される状態が理想です。

回数券オンライン販売の運用フロー

オンライン販売を成立させるには、「売る」だけでなく「買ったあと正しく消化される」ところまで一気通貫でつながっている必要があります。カロネードのようなサロン管理システムを使う場合、次の流れになります。

  1. チケットを用意する:回数・有効期限・価格を設定し、オンライン購入ページを公開する
  2. お客様がWebで購入・事前決済する:来店前にカード決済などで代金を支払う
  3. 残回数が自動で記録される:購入と同時に、そのお客様の残回数と有効期限がシステムに登録される
  4. 予約・来店時に自動消化する:予約したメニューに応じて残回数を1回消化し、受付では金銭のやり取りが発生しない
  5. 残回数を双方が確認できる:お客様も店舗も、残り何回・期限がいつかをいつでも確認できる

この流れで重要なのは、販売・予約・会計がバラバラのツールに分かれていないことです。オンラインで売った回数券が予約システムと連動していないと、来店時に残回数を手作業で照合することになり、二重管理やミスの温床になります。予約管理機能受付・会計機能が同じ顧客データでつながっていれば、Webで売った回数券が予約時にそのまま消化され、残回数のズレが起きません。

サブスク(継続課金)との使い分け

「先にまとめて払ってもらう」という点で回数券はサブスクと似ていますが、モデルはまったく別物です。混同すると設計を誤るため、違いを押さえておきましょう。

  • 回数券のオンライン販売:決まった回数分を一度だけ先払いで購入する。使い切ったら再購入。買い切り型で、来店ペースはお客様に委ねられる
  • サブスク(継続課金):毎月など定期的に自動で課金し、期間内は通い放題や月◯回といった形で利用する。継続課金の停止手続きが必要

回数券は「まとめ買いで割安に、自分のペースで通いたい」お客様に、サブスクは「定額で気軽に通い続けたい」お客様に向いています。どちらが優れているという話ではなく、客層とメニューに応じて選ぶ、あるいは併存させるものです。本記事の回数券は「一度売り切って残回数を消化する」買い切り型として扱います。

導入時に確認したいポイント

回数券のオンライン販売を始めるとき、システム選びで見ておきたい点は次の通りです。

  • 残回数の自動管理:購入から消化まで手作業の転記なしに残回数が更新されるか
  • 予約との連動:Webで売った回数券が予約時にそのまま消化されるか(別管理になっていないか)
  • 有効期限の管理:期限切れ間近の通知や、期限の可視化ができるか
  • 返金・中途解約への対応:未消化分の残額を追え、返金処理と連動できるか
  • 前受金としての記録:販売額を売上と分けて記録し、消化分だけ売上に振り替えられるか

特に最後の2点は会計に直結します。回数券の代金は受け取った時点ではまだ施術を提供していないため、売上ではなく前受金として扱い、消化した分だけ売上に振り替えるのが原則です。この精算の考え方はエステサロンの会計システムで詳しく解説しています。オンライン販売で入口を広げるほど前受金の残高管理は重要になるため、売る仕組みと管理する仕組みはセットで考えてください。

よくある質問

Q. 回数券をオンライン販売するには何が必要ですか?

最低限、オンラインで回数券を購入・事前決済できるページと、購入後に残回数を自動で管理・消化する仕組みが必要です。予約システムと連動していれば、Webで売った回数券が来店時にそのまま消化されます。カロネードのように販売・予約・会計が同じ顧客データでつながっているサロン管理システムなら、この一連を1つの仕組みで運用できます。

Q. オンライン販売と店頭販売は併用できますか?

できます。むしろ併用が基本です。店頭では施術後の対面提案が効き、オンラインでは営業時間外や未来店客の需要を拾えます。どちらのチャネルで買っても残回数が同じ仕組みで管理されていれば、二重管理にならずに販売の入口だけを増やせます。

Q. 回数券のオンライン販売はサブスクとどう違いますか?

回数券は決まった回数分を一度だけ先払いで買う買い切り型で、使い切ったら再購入します。サブスクは毎月など定期的に自動課金する継続モデルで、停止手続きをするまで課金が続きます。まとめ買いで自分のペースで通いたい層には回数券、定額で通い続けたい層にはサブスクが向いており、客層に応じて使い分けます。

Q. 先に受け取った回数券の代金は、売上として計上してよいですか?

いいえ。回数券の代金は受け取った時点ではまだ施術を提供していないため、前受金(預り金)として扱い、来店して消化した回数分だけを売上に振り替えるのが原則です。オンライン販売で先に代金が入るぶん前受金の残高管理が重要になります。詳しくは会計システム解説を参照してください。

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